一人っ子の子育て、一人っ子はわがまま?マイペース?

【アンケート】一人っ子の子育てについて、どのようなイメージを持っていますか?
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祖父母は「一人っ子」を問題視しがちだ。しかし、現代の子どもの3割近くは一人っ子である。しかし、そんな心ない言葉にとらわれることなく、子どもたちと、そして自分自身と、幸せに生きていくにはどうしたらいいのだろうか。

親の愛情を一身に浴びることができるのは、一人っ子の特権である

今の子どもたちの親の世代までは、兄弟姉妹がいる子どもが大半だった。しかし、国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、一人っ子を持つ夫婦(結婚15~19年)の割合は年々増加している。2010年は15.9%、2015年は18.6%である。つまり、一人っ子の割合がこの10年で急激に増えているのだ。

一人っ子がかなり増えたという印象を受けるかもしれない。これは、子育て中の現役世代に占める一人っ子の割合が増えているためと思われる。結婚5~9年目の夫婦に限ると、一人っ子は28.0%。つまり、現在の保育園、幼稚園、小学校の3割近くが一人っ子ということになる。

一人っ子とその親は、何かと干渉されることが多い


兄弟姉妹は、子どもが幼少期のほとんどを一緒に過ごす同年齢の最も身近な家族である。そのため、きょうだいの数や出生順には特徴があると言われている。

しかし、一人っ子の場合、何か問題が起きたときに「一人っ子だから」と兄弟の人数のせいにしようとするのは悲劇かもしれません。一人っ子であることが嫌だったにもかかわらず、まるで何かが足りないかのように言われる。かわいそうな子。子供は幸せではない。

親も幸せではない。結婚するとすぐに親や義父母から「孫はまだか」とせがまれ、孫ができると「一人では足りないからもう一人産め」と言われる。一人っ子が女の子なら「跡継ぎがいない」と責められ、男の子なら「男の子ひとりだけなんて」と責められる。

一人っ子のマイナスイメージ


一人っ子はよく「わがままでマイペース」と言われる。これは血液型「B型」の言われように少し似ているかもしれません。実際には、このようなケースもあれば、そうでないケースもあります。

子供の性格は、育った環境にも影響される。しかし、持って生まれた気質や家庭環境、家族関係も大きく影響する。しかし、長子、中子、末っ子に比べ、一人っ子はマイナスイメージを持たれがちです。

兄弟で支え合い、分かち合い、切磋琢磨することは素晴らしいことです。兄弟喧嘩は一人っ子のあこがれである。きょうだい喧嘩もきょうだいがいることのメリットだ。兄弟は自分の力をコントロールし、仲直りするタイミングを学ぶからだ。その一方で、兄弟仲が悪い兄弟もいるし、離れて暮らす兄弟もいる。兄弟と比較されて自信をなくしたり、いじめがトラウマになったという話も珍しくない。相続問題に限らず、兄弟姉妹は他人よりも付き合い方が難しい。

しかし、一人っ子が「悪」とされてきたのは、単に昔は一人っ子が少なかったからかもしれない。子供が多かった時代には、すべてを独り占めできる一人っ子に対する嫉妬があったに違いない。子どもの数が多かった時代には、すべてを独り占めできる一人っ子に対する嫉妬があったに違いない。

一人っ子育児の留意点


一人っ子の場合、親の関心は集中する。兄弟がたくさんいる子にとってはうらやましいことでも、一人っ子にとっては当たり前のこととしてあまり喜ばれません。もうひとつの問題は、親の期待が集中することである。

すべてを見聞きできるため、親は細かいことを気にする。兄弟と比べられないから、神経質になり、心配しすぎる。

しかし、子どもは自分で成長する力を持っている。夏休みなどの長期休暇には親の付き添いなしでキャンプに参加させるなど、子どもの力を信じて「手放す」ことが大切です。多くの人との出会いをサポートし、”社会の中で子育てをしている “という実感を持たせる。

一人っ子の親はわがまま?


先日、与党の幹事長が「子どもを産まないのはわがままだ」「子どもをたくさん産んで、みんなが幸せになるように国を発展させよう」と発言して話題になった。

しかし、統計によれば、1組の夫婦が理想とする子どもの平均人数は2.32人、計画されている子どもの平均人数は2.01人で、年々減少している。実際、一組の夫婦に生まれる子供の平均数は1.94人である。つまり、夫婦は本当は子どもをたくさん産みたいと思っているが、現実にはそんなにたくさん産めないと思っており、その結果、計画より少ない数しか産んでいないのである。

ひとりっ子の母親の中には、もう一人子どもを産みたいと思いながら断念した人も多いだろう。若者の貧困や待機児童問題など、子育て世代にとって厳しい環境が続けば、晩婚化は進み、ひとりっ子は増え続けるだろう。

少子化の原因は産まない女性の身勝手さだとか、「ひとりっ子はは可哀想だから産め」というプレッシャーだとか、そんな嘆きが聞こえなくなることはなさそうだ。

しかし、多くの場合、子供を産む時期や人数は、自分の子供を立派に育てるために、自分や他人の状況をよく考えた結果である。

子供を幸せに育てるためには、まず親が幸せでなければならない。一人っ子が可哀想とか、一人っ子の親がわがままということではない。安易な言葉にとらわれず、まず、どうすれば子どもと幸せに暮らせるかを考えよう。

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