時短勤務で笑顔に!復職後の職場復帰のコツ
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仕事と育児を両立させるために、復職時に気をつけることとは?
仕事復帰を控えたワーキングマザーは、久しぶりの職場復帰にワクワクとやる気満々かもしれません。しかし、子どもの病気で仕事を休まなければならないときや、急な保育園のお迎えなど、職場で肩身の狭い思いをしないためにはどうしたらいいのか、頭を悩ませている人も多いはず。
ここでは、ワーキングマザーが仕事と育児を両立させるために、職場で日々を過ごす上で心がけるべきことを解説します。
時短勤務だからこそ、上司や同僚との会話を増やそう
働き方」と「職場での会話」は関係ないと思う人もいるかもしれませんが、実は働き方に直結する重要なポイントです。特に、職場に復帰したばかりのワーキングマザーは、育児休業で失われた時間を取り戻そうと焦ったり、時短勤務で退社までの限られた時間を無駄にしまいと躍起になったりして、職場の上司や同僚との会話が少なくなりがちです。
もちろん、時間を有効に使い、仕事に集中することは大前提である。しかし、コミュニケーションの要である職場での効果的な会話を減らせば、結果的に個人やチームの生産性は低下し、長い目で見れば働きやすいキャリア形成にも悪影響を及ぼす。したがって、久しぶりに職場に復帰する女性は、たとえ時間に追われていたとしても、意識的に周囲と話をするように心がけるべきである。
仕事のモチベーションや制約をきちんと伝えるべきである。
特に「頑張りたい」「この会社(職場)で働きたい」というモチベーションは、自分自身が「言い過ぎかも」と思うくらい伝えてこそ、周囲に伝わるものです。やる気や会社に貢献したいという気持ちが伝わらなければ、周囲の協力は得られません。特に、他の社員よりも早く退社する場合や、受け持つ業務に制限がある場合は注意が必要です。
また、復職後は復職前よりも誰かにフォローしてもらったり、仕事を引き継いだりすることが多くなる社員も多いので、そのような場合のコミュニケーションにも配慮が必要です。
自分にはどのような制約があるのか(何時に帰らなければならないのか、いつ連絡が取れるのかなど)。
私にできることは何か(資料を早めに共有する、進捗状況を共同で確認するなど)。
会話中は常にこの2つを念頭に置くこと。前者が相手に伝わらなければ、予想外の仕事量に双方がストレスを感じ、後者が示されなければ、相手は気持ちよく仕事を手伝えなくなる。
権利だけを主張しても何も得られない。
このように、”もっと発信しよう!”と提唱すると、 “自分の意見ばかり主張していいのかしら “と消極的なワーキングマザーも多い。もちろん、自分の権利だけを主張してもメリットは少ないし、その状況に居心地の悪さを感じるかもしれない。
だからこそ、周囲との調和を図りながら、互恵的な会話を増やしていくことがワーキングマザーには必要なのだ。
会社は何のためにあなたを雇うのか?
その際に気をつけなければならないのは、「何のために会社はあなたを雇っているのか」という視点です。営利企業であれば、会社は利益を上げるために働き、そのために社員を雇う。したがって、上司や同僚がいくらあなたをサポートしたくても、会社の目的を犠牲にすることはできない。したがって、時短勤務や急なお迎えなど、制約のある働き方を選択する社員に対して、できることとできないことが当然出てくる。
逆に言えば、自分が会社組織に貢献できることを自覚し、それを周囲に伝えることができれば、自分の権利を主張できるだけでなく、周囲の理解も得られるということだ。
仕事のモチベーションと自分にできること
復職したワーキングマザーの不満としてよく聞かれるのが、「育休前より単純な仕事を任されるようになり、モチベーションが下がった」というもの。しかし一方で、「頑張りたいけど、産前ほど頑張れない」という声も同じくらいよく聞かれます。
この2つの声は一見対立しているように見えるが、実は根本的な問題は同じである。前述したように、どちらも職場内でのコミュニケーションや意思疎通に問題を抱えていることが多い。
楽な仕事ばかりに不満を持っている人は、職場内で「もっとこうしたい」という思いをうまく伝えられていない可能性が高く、激務で復職後に苦労している人は、復職後に生まれた新たな制約についてうまく伝えられていない可能性が高い。
しかし、「ちゃんと働きたいのに、制限があるから働けない」という状況をあきらめずに取り組めば、状況を改善することができます。
「誰もわかってくれない」と一人で嘆く前に、自分の経験やスキル、職場での役割を振り返って整理してみてはいかがでしょうか。
育児休業期間を子育てに専念してきた皆さんにとって、久しぶりの職場復帰は不安も多いでしょう。しかし、不安ばかりではありません。期待や喜びも同時に感じていることでしょう。働きやすい環境を作る鍵は、自分自身にあります。職場での話し方や主張の仕方を意識することで、職場復帰後のワーキングマザーとしての生活を充実したものにしてほしいと思います。