七五三とは?いつ?どこで?服装はどうする?

七五三は毎年11月15日に行われます。七五三は子どもの成長を祝い、これからの健康と成長を祈る行事です。今回は、いまさら人には聞けない七五三の祝い方や由来に関するQ&Aをまとめてみました。
目次
- 1 Q.七五三の意味や由来、昔の風習は?
- 2 Q:現代では七五三のお祝いは何をするの?
- 3 Q:七五三の写真だけ撮ってもらってもいいですか?
- 4 Q:七五三では何をすればいいのでしょうか?
- 5 Q:七五三で神社にお参りするときはどうすればいいですか?
- 6 Q:七五三の前撮り・当日の写真撮影の注意点は?
- 7 Q:七五三の時期はいつからいつですか?
- 8 Q:七五三の時期はいつからいつまでですか?
- 9 Q:七五三は時期外れでもいいのですか?
- 10 Q:早生まれの子の七五三は、満年齢と数え年どちらがいいですか? Q: 娘が早生まれです。七五三では3歳なのですが、友達は数えでと言い、両親は満年齢でと言います。
- 11 Q:兄弟一緒に七五三はできますか?Q:3歳と5歳の息子がいるので、今年は2人で七五三をお祝いしたいのですが、一緒にお祝いしてはいけないのでしょうか?
- 12 Q:七五三の日に雨が降ったら?
- 13 Q:七五三でお参りする神社は家の近くがいいのでしょうか?
- 14 Q:七五三のご祈祷の謝礼(初穂料、玉串料)はいくらですか?
- 15 Q: どんなのし袋を使えばいいのですか?のし袋の表と裏の書き方は?
- 16 Q:兄弟二人で七五三のお祝いをする場合、初穂料はいくら払えばいいのでしょうか?
- 17 Q:ママの七五三での服装、スーツやワンピースでも大丈夫?
- 18 Q:お父さんの七五三の服装はカジュアルでもいいですか?
- 19 Q:子どもの七五三の服装はスーツや洋装でも大丈夫ですか?
- 20 Q:七五三で草履を上手に長く履くコツは?
- 21 Q:七五三のお返しはお赤飯と千歳飴でもいいですか? Q:七五三のお返しは、赤飯と千歳飴だと聞きましたが、親戚から1万円いただいた場合は、何をお返しすればいいのでしょうか?
- 22 Q:実家からのお祝いのお返しにおすすめは?
- 23 七五三に関するよくある質問
Q.七五三の意味や由来、昔の風習は?
A: 七五三は子供の無事な成長を祝う家族の行事です。
乳幼児死亡率が高かった昔は、3歳になると無事に乳幼児期を終えたことをお祝いしました。また、7歳のお参りは、子どもの無事な成長を感謝し、地域社会の一員となったことを認める大切な行事とされています。
以下は当時の武家の儀式だが、現在のような七五三の儀式が一般化したのは江戸時代中期である。
・3歳の男女が髪を伸ばし始める「髪置き」
・5歳の男の子が初めて袴をはく「袴着(はかまぎ)」
・7歳の女の子は帯を使い始め。「帯解き」
江戸の呉服屋や有名神社が発展させ、庶民の間に広まったとも言われています。
Q:現代では七五三のお祝いは何をするの?
A:七五三は一生に一度の大切な行事です。記念写真を撮ることだけにこだわらず、お子さんにとって思い出に残る一日になるような思い出作りも忘れずに。
七五三は子どもの無事な成長を祝う家族の行事ですから、お祝いする気持ちが何より大切です。家族で写真を撮ったり、神社にお参りしたり、家族で食事をしたりするのが一般的です。
わざわざ有名な神社に行かなくても、近くの神社で構いません。家族みんなで食事会等をして、お子さんの成長をお祝いしましょう。
Q:七五三の写真だけ撮ってもらってもいいですか?
A:写真だけでお祓いしなくてもOK。
神社でお祓いやご祈祷をするのが一般的ですが、必ずしもお祓いをする必要はありません。
もちろん、七五三の主役は子どもたち。どんなに豪華なお祝いでも、親が満足するだけで終わってはいけない。一生に一度の大切な記念日ですから、写真だけにこだわらず、思い出に残るような素敵な日にしてあげましょう。
Q:七五三では何をすればいいのでしょうか?
A:地域によって多少の文化の違いはありますが、七五三では以下の3つを行うのが一般的です。
・神社にお参りする
・写真撮影
・家族で食事会
七五三をスムーズに進めるために、いろいろなプランを考えるのも楽しみの一つです。また、七五三のお参りは、ご祈祷を受けるか、神社にお参りするだけか、それぞれの家庭の考え方があると思いますが、どちらでも構いません。
ご祈祷を受ける場合は、予約が必要かどうか、初穂料はいくらかを事前に確認しておきましょう。
◇神社での祈祷の手順
1.お祓いを受ける(軽く頭を下げ、祝詞の言葉を聞く)
2.神主様に祝詞を読んでもらう
3.玉串を奉納する
4.二礼二拍手一礼する
参拝後、お守りと千歳飴をいただく。参拝後は、神社でおみくじを引いたり、お神酒をいただいたりして思い出を作りましょう。
Q:七五三で神社にお参りするときはどうすればいいですか?
A:七五三は生まれた土地の神社にお参りするのが一般的です。
生まれた土地の神様は氏神様と呼ばれ、あなたを守ってくれる神様でもあります。もちろん有名な神社仏閣も人気ですが、祈祷の予約が必要かどうか、事前に確認しておくとよいでしょう。
◇神社仏閣の参拝の手順は以下の通り
1.鳥居をくぐる前に、本殿に向かって軽く一礼する(神様への敬意を表す)
2.参道の中央は神様が通る道と言われているので、参道の端を歩く
3.手水舎で手を洗い、口をすすぐ
4.拝殿の前で礼拝する。鈴があれば鳴らし、賽銭箱にお賽銭を入れる
5.二礼二拍一礼をする
二礼二拍一礼とは?
まず深く2回お辞儀します。(二礼)
次に両手を胸の高さで合わせ、二回拍手します。 (二拍手)
最後に両手を下ろし、もう一度深くお辞儀をする。(一礼)
Q:七五三の前撮り・当日の写真撮影の注意点は?
A:当日に余裕を持って行動できるよう、早めに準備しておきましょう。
着飾ったお子様の晴れ姿を写真に収めたいところですが、髪型や服装、表情などに気を配り、最高の瞬間を自分で切り取るのは大変な労力を要します。そんな悩みを解決するには、撮影とお宮参りの日程を分けるのがおすすめ。
パターン1:事前に写真撮影を済ませておき、当日は動きやすい服装で参拝・食事会。
9月中に写真館で撮影。子どもの体調が一番よい日を選ぶとよい。貸衣装は早めに下見・予約を。女の子の場合、夏休みに真っ黒に日焼けした場合は、お化粧でカバーしてあげてください。
パターン2:お参り、写真撮影、食事会を同日に済ませる。
親子ともに大変な一日になりそうです。充実した一日を過ごせますが、疲れは覚悟しておきましょう。写真館を予約する場合は、必ず午前中に。
パターン3:前撮り・当日も写真撮影する。
9月中にフォトスタジオで1セット目の写真を撮る。着物だけでなくドレスも素敵です。そして11月本番では、もう一度着付けして写真撮影します。
Q:七五三の時期はいつからいつですか?
七五三の期間はいつからいつまでか、あまり気にする必要はありません。10月でも11月でも、都合のいい日にお祝いすればいいのです。
Q:七五三の時期はいつからいつまでですか?
A: 七五三は10月でも11月でも都合の良い日に行ってください。
11月15日にお祝いするのは、徳川5代将軍綱吉の子である徳松のお祝いにちなんでいるという説があります。吉凶を占う制度のひとつに「二十八宿」というものがあるが、二十八宿の中で最も吉とされるのが「鬼宿日」。つまり、大安吉日だったということらしい。また、霜月祭(家業に関係の深い神々を祀る日)であったなど諸説あります。
Q:七五三は時期外れでもいいのですか?
A:9月や12月などシーズンオフでも大丈夫です。
七五三の時期に決まりはありません。最近では、ご両親の仕事の都合に合わせて、10月~12月など家族が揃いやすい日に神社にお参りする家族も増えています。特に有名な神社では土日が混雑することもある。平日にお参りすれば、ご祈祷や写真撮影もスムーズで、ゆっくり過ごせます。
Q:早生まれの子の七五三は、満年齢と数え年どちらがいいですか? Q: 娘が早生まれです。七五三では3歳なのですが、友達は数えでと言い、両親は満年齢でと言います。
A: 昔は数え年が普通でしたが、今は満年齢が一般的です。
昔は、生まれた年を1歳として計算する「数え年」が使われていました。現在は生まれた翌年の誕生日を一歳とする「満年齢」で行われます。しかし、こだわらずどちらでお祝いしても大丈夫です。
Q:兄弟一緒に七五三はできますか?Q:3歳と5歳の息子がいるので、今年は2人で七五三をお祝いしたいのですが、一緒にお祝いしてはいけないのでしょうか?
A:3歳と5歳の兄弟で一緒も大丈夫です。
男の子は満5歳(地域によっては3歳でも)、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。兄弟姉妹がいる場合は、一緒に行って問題ありません。
Q:七五三の日に雨が降ったら?
A:いざというときのために、便利グッズを用意しておきましょう!
・全身がすっぽり隠れる大きめのレインコートかポンチョ。
・大きめの長靴(足袋を履かせるので、窮屈にならないように)
・足袋(濡れて泥だらけになったときのために替えを用意しておくこと)
・裾や袖を留めるクリップや洗濯ばさみ(あると便利です)
・濡れた体や着物を拭くフェイスタオルやバスタオル(吸水性がよいもの)
・ビニール袋(濡れたものを入れる)
・透明のビニール傘(雨の中で写真を撮りたいときに、よく映るように)
・大きめのバッグ(上記のものをまとめて入れるのに便利です)
Q:七五三でお参りする神社は家の近くがいいのでしょうか?
A:子どものことを考えると、無理がない範囲でお参りするのが無難です。
どうしても希望の神社にお参りしたい場合は遠くても構いませんが、七五三は基本的に近くの神社で行います。人気の神社はかなり混雑していることを頭に入れておいてください。
お子さんの体力の範囲内で考えましょう。小さなお子様には着慣れない着物が負担になりますので、よくお考えください。
Q:七五三のご祈祷の謝礼(初穂料、玉串料)はいくらですか?
A:初穂料は5,000円から10,000円程度です。
七五三シーズンは神社が混み合うことが多いので、事前に問い合わせることをおすすめします。その際、神社に支払う謝礼の金額を確認する。神社によっては料金が決まっている場合もある。だいたい5,000円から10,000円くらいが相場です。神社での祈祷の謝礼として「初穂料」を「はつほりょう」、「玉串料」を「たまぐしりょう」と読みます。
Q: どんなのし袋を使えばいいのですか?のし袋の表と裏の書き方は?
A:のし袋の種類は蝶結びです。水引は紅白(金銀も可)。封筒の表書きは「御初穂料」または「御玉串料」とする。白封筒でも可。名前は子供のフルネームで書く。中袋がある場合は、表に金額、裏に住所氏名を書く。中袋がない場合は、のし袋の裏面に金額と住所を書きます。
Q:兄弟二人で七五三のお祝いをする場合、初穂料はいくら払えばいいのでしょうか?
A:神社やお寺によって異なるので、電話などで直接聞くのが一番です。
相場は1人で5,000円なので、2人なら10,000円。ただし、神社やお寺に直接聞いた方が当日慌てずに済む。のし袋は連名にするので、1枚でよい。右から年齢順に名前を書きます。
Q:ママの七五三での服装、スーツやワンピースでも大丈夫?
A:入学式のイメージが一番わかりやすいと思います!お出かけスタイル、きちんと感のあるものです!
スーツやワンピース、セットアップなどのフォーマルスタイルや、動きやすいパンツスーツなどがおすすめです。七五三は、お子様の無事な成長を感謝し、これからの幸せと長寿を祈る大切な儀式ですので、フォーマルなスタイルが必須です。
Q:お父さんの七五三の服装はカジュアルでもいいですか?
A:ビジネススーツ、略礼服、ダークスーツなどが一般的です。
最近の傾向としては、フォーマルよりもカジュアルな服装が主流です。ラフなジャケットにスラックス。ただし、ノーネクタイではなく、きちんと着用すること。スーツに合わせて明るい色がおすすめです。
Q:子どもの七五三の服装はスーツや洋装でも大丈夫ですか?
Q:5歳の男の子がいますが、七五三で袴を着せるかスーツを着せるか迷っています。洋装でも大丈夫ですか?
A:ご家庭の考え方で、洋装でも和装でも構いません!
5歳の男の子の正装は着物に羽織・袴ですが、特にこだわる必要はありません。ただ、着物姿はめったにお目にかかれないので、着てみる価値はあるかもしれません。ただし、着物を日常的に着ていた昔と違い、慣れない着付けである。特に男の子は活発でじっとしていられないでしょうから、洋装の方が無難かもしれません。何がベストかは各家庭の判断によると思います。
Q:七五三で草履を上手に長く履くコツは?
A:普段から草履を履いて歩く練習をすることです!
最近は一年中靴下を履かない習慣があります。着付けの際に嫌がられがちな足袋を履く練習をしておくと、本番でも嫌がらずにスムーズに歩くことができます。また、草履のかかとにゴムをつけて歩きやすくしてみましょう。歩きやすくなりますよ。
Q:七五三のお返しはお赤飯と千歳飴でもいいですか? Q:七五三のお返しは、赤飯と千歳飴だと聞きましたが、親戚から1万円いただいた場合は、何をお返しすればいいのでしょうか?
A:通常、お返しは不要です。
お住まいの地域によって習慣や風習は異なりますが、子どものお祝いである七五三では、通常お返しは不要です。千歳飴や赤飯、菓子折りなどをお返しするのが一般的になっている。子供の名前で内祝いを贈る場合もある。金額はいただいた金額の半額から3分の1程度が目安です。
Q:実家からのお祝いのお返しにおすすめは?
A:七五三の日に、祖父母を招いてレストランなどで食事会を開くのはいかがでしょうか。また、写真館で撮った写真を引き伸ばしたものを贈ったり、お子さんにお礼の手紙やカードを書いてもらうと喜ばれるかもしれません。
七五三に関するよくある質問
Q. 祖父母からの七五三の祝い金はいくらですか?
A. 祖父母から七五三に贈る金額の目安は、1~3万円程度です。お金の代わりに晴れ着をご祝儀として贈ることもあり、お祝いの形は人それぞれです。一般的には、お祝い金は15日までに贈ることになっています。
Q. 七五三のお参りだけでも大丈夫ですか?
A. お参りだけでも大丈夫です。現在、宗教上の理由や家庭の事情で七五三の日に神社にお参りできない家庭もあります。七五三は本来、子どもの健やかな成長を祈るものですから、堅苦しくなく、心のこもったお参りであれば大丈夫です。堅苦しく考えず、みんなで七五三を楽しみましょう。